揶揄してる?>sorry
脱サラ法科大学院生さんのブログで、「「お気の毒」とか「浮世離れ」などという言葉を使って、高い合格率を信じて入学してきた人たちを揶揄するのは、行き過ぎ」と書かれてしまった。
揶揄したつもりはなく、むしろ表現を和らげて書いたつもりだったのだが。本当なら昨日のコメント欄に書かれた方のような表現を書きかけたのだが、週刊朝日の人が万一実在の人物だったら困ると思ってやめておいたのだ。
大学が7〜8割の合格率を宣伝文句に学生を集めたといわれるのも、心外な話である。大体脱サラ法科大学院生さん自身が認めるように、そのようなことは不可能というのが周知の事実だったのだから、これに反するような宣伝は不可能だと思うが。
なお私の未修者受験希望者に対するアドバイスは、昨年も今年も同じである。
「一生懸命勉強すれば、大丈夫ついて行けます。ただ、法律の勉強が好きで打ち込めるようでないと、ちょっと難しいでしょうね。まずは、ご自分で法律の基本書と呼ばれる書物、例えば内田先生の民法という分厚い本がありますから、それを一読してみて、これを理解するために勉強することがご自分に向いているかどうか、確認してみましょう。」
でもそれくらいのことは、一生を左右する選択に当たって、誰でも当然するんではないか? 余計なお世話といわれるのを恐れながらも、このようにいってきた。
既修者に入る人々は、そんなアドバイスは不要だろう。
(追記)
落合弁護士は相変わらずうまい比喩をいう。
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「行き先を見失い沈没必至で、救命ボートが乗員の2割から3割分しかない豪華客船」
(中略)
の中で、過去のことをほじくり返して、「船の設計が悪いから、こうなったんだ」とか、「いや、操船が下手くそだから氷山にぶつかったんだ」とか、「あんたは、あのとき、もっと沢山の人が助かると言ったじゃないか」とか、「いや、俺はそんなことは言ってない」などと、なじり合っていても、助かる人が増えるわけではないし、まごまごしていると、助かる人も助からないかもしれない。
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ということで、どうせいうならもっと建設的なことを言え、と小言を食らってしまったようだ。
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