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2004/10/17

article長岡範泰・コンピュータウイルス

関西大学の長岡範泰氏が「コンピューターウィルス等の刑事規制について−−迷惑メールとの比較を踏まえた検討−−」(関西大学大学院・法学ジャーナル76巻143頁・2004)を出された。
力作である。

内容は、コンピュータ・ウィルスに関して、その実態、技術的および社会的対策、法的対策、特に2004年の国会に提出された「犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案」の批判的検討がなされている。
また、迷惑メールについても現状、対策、法制が検討され、ウィルスとの異同が論じられ、最後にウィルス規制のあり方について掘り下げた検討がなされている。

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コメント

 私の所にも送られてきましたので、ざっと拝見しましたが、特に、不正電磁的記録等作成罪について、法制審議会刑事法部会の議事録や、日弁連の意見書に言及があり、大変丁寧に論じており、これが成立した場合の解釈論においても、大変に参考になる文献になると思いました。

投稿: ビートニクス | 2004/10/17 22:21

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