弁護士論の現在 avocat
日本法社会学会誌61号は『弁護士論の現在』と題する特集である。
弁護士論は古くからある研究テーマだが、現在の研究の広がりはかつてない程に進んでおり、そのことがこの特集で示されているというのが企画趣旨である。
具体的には、弁護士と依頼者との認識齟齬、弁護士の公益活動の実態、法律事務員の活動、女性弁護士の意識などが目立つ。
なお、早野貴文弁護士による「弁護士倫理の座標」という論文は、「頼もしい権利の護り手」と「信頼しうる正義の担い手」との二つの役割に引き裂かれがちな立場について考察を加えている。
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