おい、ブッシュ、世界を返せ!
あの「華氏911」のマイケル・ムーア監督が書いた、なんとジャンル付けしたらよいか迷う本である。
内容は、イラク戦争についてアメリカ政府が繰り返してきた嘘八百を暴き立て、ビン・ラディン一族とジョージ・W・ブッシュおよびその周辺との密接なつながりを強く示唆する諸事実について「どうなってんだ?」と質問をぶつけている。
まだ途中までしか読んでないが(今忙しいので)、最初の章の質問を並べてみよう。
1.この25年間、ブッシュ大統領と一族がビン・ラディン一族と断続的にビジネス関係を持っていたのか?
2.ブッシュ一族とサウド王家とはどんな関係があるのか?
3.透析治療を受けているオサマ・ビン・ラビンは本当にテロ指令者なのか?
4.テロ直後にアメリカにいた24人のビン・ラディン一族を、FBIの事情聴取もさせないまま出国させたのはなぜか?
5.テロリスト容疑者の銃購入履歴を検索して調査するのをやめさせたのはなぜか?
6.テキサス州知事時代、タリバンの代表者がテキサスでエネルギー関連企業と商談していたのを知っていたか?
7.テロのニュースを聞いた後のブッシュの行動はなんだったのか?
第2章の、アメリカ政府が嘘八百並べ立てているというのは、かなり周知のことだ。
でもそれを知りながら、指をくわえている現状の異常さは、この本を読んで改めて感じる必要がありそうだ。
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