法科大学院適性試験の対応表
先日JLFの統一適性試験実施説明会(大学向け)に出席した。
その場で大学関係者に配布された対応表によれば、DNCの得点60.1がJLFの205点に相当するとのこと。
この対応付けの原理と方法は、説明を何度受けてもなかなか飲み込みにくいが、要するに二つのテストでの相対的な位置づけが等しくなるように対応づけるということのようだ。
その正確性を最もよく印象づけるデータが、説明会で出された中では得点分布の対応状況というもので。次のような表が示された。
平均+1標準偏差 221.63(JLF) 66.19(DNC)
平均 186.89(JLF) 52.74(DNC)
平均−1標準偏差 152.15(JLF) 39.29(DNC)
これは実得点の分布と統計データから出したものである。
このデータと対応表から見られるデータとが一致すれば、対応表の正確さがわかる。
実際の対応表を見ると、JLFが221点の人はDNC66.2点に、187点の人は52.8点に、152点の人は39.8点に、それぞれ対応づけられているので、ほぼ正確ということになる。
現物はJLFのウェブページで公表される。
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