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2004/07/28

IT利活用は遅れているニッポン

CNET Japanの内閣官房・山田安秀氏のインタビュー記事において日本が立ち後れている利活用の例として以下のものが取り上げられていた。

医療レセプトやカルテなどの電子化
コンテンツの流通量
テレワーク

いろいろと対策が続き、将来への期待がもてるような気がするが、他方で日本は情報鎖国政策をとっているのではないか?
コンテンツの利用の代表例としてあげられるべき、 アイチューンズによるミュージックストアが、なぜか日本では利用できない。そりゃ日本のレコード会社が作ったつまらん曲はオンラインで買いたいとも思わないかもしれないのでよいが、なぜアメリカのレコード会社の作った音楽が日本で(オンラインで)買えんのだ?
いや、日本のコンテンツ制作者にとっても大きなビジネスチャンスをみすみす見逃しているのだ。

iTunesをずっと使っている私が、一億曲も売れているという媒体にアクセスできないのは大いに不満だ。
なんか独占禁止法に反するような不公正さを感じる。

日本では音楽の購入額が下がっているという。これは音楽制作者にとって問題がある状況だ。これに対してより手軽な音楽配信媒体があれば、より売れるようになるというのは自明だろう。
但しその場合困るのは既存のCD屋、というかCD製造会社だろうが、技術の進展で古いメディアが新しいメディアに入れ替わるとき、古いメディアの製造者はいつも対応して生き延びてきた。対応能力がないところは退場せざるを得ないが、それはそれで仕方のないことである。

コピーによる海賊版問題は、デジタル情報であればCDでもオンライン音楽配信でも同じである。

このような理不尽な鎖国状態を一方で放置しているのであるから、IT 利活用で世界に後れを取っているのは当たり前だと思うのだ。

追記:コメントくれた小倉さんにトラバ

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コメント

iTMSが普及して困るのは、CD製造会社というより、MD屋さんではないでしょうか?

投稿: 小倉秀夫 | 2004/07/28 21:36

MD屋さんが困るというのはどうして?

ハードディスクからMDに録音できるようにすればいいだけでないの?

投稿: 町村泰貴 | 2004/07/29 09:35

iTMS+iPodと市場で競合するのは、CD+据置型音響機器ではなくて、レンタルCD+MDではないかと私は踏んでいるのです。

「移動時間中に音楽を聴きたい」という需要をよりよく満足させるのは、たくさんの数の音楽を持ち歩くのにたくさんの数のメディアを持ち歩き適宜入れ替えなければならないMDではなく、HDDにたくさんの楽曲データをインストールしてしまえばそれらを物理的に入れ替える必要がないHDD音楽プレイヤーだと思いますので。

音楽CD市場についていえば、音質の問題とか、コレクター的価値の問題もあるので、iTMSが普及しても、そうダメージはないのではないかと予測しているのですが。

投稿: 小倉秀夫 | 2004/07/29 10:42

小倉先生、
しかし最近の1GのMDはiPodとそう遜色ない要領を達成していますし、コンピュータとの音源交換も標準的です。iPodに対する優位性としては、なんといってもディスクを流通させられることですし、対応するカーステレオが出ればもっと広がります。
 #私としてはiPodをドックのように差し込めるカーステレオを希望するけど。

 それに、人間は目に見える者の方が安心するので、ディスクの形でまとまりある音源を取り出せるという方が、好まれるかもしれないと思います。
要するに、iTMS+iPod という利用形態が普及すれば、iTMS+MDという利用形態も普及できるんでしょう。

やはりiTMS利用を阻む本音は、CDにせよDVDにせよ、その制作流通を握る業界なのではないでしょうか?

投稿: 町村泰貴 | 2004/07/29 11:07

うがった見方ですが、音楽はアーティストに代表される制作者、レコード製造会社やレンタル店など流通、一般の聞き手と3種類に分けた場合に、一番大きなお金を動かしているのが流通ですね。

そこで、結論から言えば「出来レースをやっているのだろう」と思っています。

流通から言えば、ダウンロード商売が自分たちで独占出来れば、CDの現物を動かすよりもはるかに儲かる可能性があります。
逆に言えば「流通ルートだけは変えたく無い」のでしょう。

しかし同時にCDなどは廃止で良い。
権利金だけ来ればよい。ということです。

そこで、流通の都合だけでダウンロード商売を止めているのが現状だと思います。
いまごろ、わけの分からないネットワークシステムを考えているんじゃないかな?

投稿: 酔うぞ | 2004/07/29 16:31

酔うぞさんのいうのはあまりに真実を明らかにしすぎていて、、、
コメントに困ります。

投稿: 町村泰貴 | 2004/07/29 23:25

へへへへへ(^^ゞ

誰かがそれとなく言わないとね

投稿: 酔うぞ | 2004/07/30 12:08

ところで、話はちょっと戻りますが
わたしの友人で実はパンクロックの専門記者だという、国枝さんがいます。

http://ma-sami.cocolog-nifty.com/sake/

ここを読んでもらうと分かりますが、年中ライブの取材をしてます。
そこで話しを聞いたのですが、パンクなどアンダーグランド系だと著作権登録をしないのだそうです。
費用が掛かるけど収入に見合わないということですね。

つまり、音楽流通が聞き手にも作り手にもコスト負担を求めているという現実の証明ですが、ネット配信は何十年に一度のコストダウンのチャンスなのに既得権を持っているところがなんとか押さえ込もうとしている、としか言いようがない。

とりあえず再販制を外すべきだろうな。

投稿: 酔うぞ | 2004/07/30 12:30

壇です。

現在、音楽コンテンツの電子データによる
流通が広まり、CDが無くなるのではないか?
という話がありますが、
私は、近い将来、ハードディスクの大容量化と
圧縮技術の発達で、
映画やライブなどのあらゆるコンテンツ
が電子データとして流通するのが一般的
になるのではないかと思っています。

インターネットを使って、レンタルビデオ屋の
順番待ちをしなくても簡単に映像をみれる世界、
iPodのような端末を使って、どこに行っても
映画が見れる世界。
これまで、コスト的に難しかった過去の映画や
名作ドラマが流通可能になる世界。
音楽を聴くとしてもCDよりもビデオクリップの方が
魅力的でしょう。

今から、そういう世界を念頭にして、
必要な技術や法律を考えていく
必要があるのではないかと思っています。

投稿: 弁護士壇俊光 | 2004/07/30 16:46

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