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2004/07/25

ペンキ職人が「無罪」???

フランスの裁判所でペンキ職人が自ら無罪を勝ち取ったという趣旨の記事を、中日新聞で見かけた。

でも記事を読んでみると、ペンキのムラが塗り方の欠陥のせいではなく、カタツムリがペンキのカルシウムを摂取するため塗り立ての壁を這ったせいだということをペンキ職人自らが立証して、一審の損害賠償命令を控訴審で覆したという内容だった。
(分かりにくい文章だ)

要するに、損害賠償請求に対して、俺は悪くない、カタツムリのせいだという主張が成功して、請求棄却判決を勝ち取ったという記事なのだ。

何が言いたいかというと、こういうのに「無罪」という言葉を使うのはやめなよ、ということだ。
それも、ちょうど、とある研究会で「判決文は分かりにくいか。新聞の文章程度に分かりやすい表現ができるようにすべきだ」という話を聞いた日だったので、反応したくなってしまった。

ま、見出しはともかく、記事内では比喩的に「無罪」を使っているということを示すダブルコーテーションマークが付されていたが、そのわかりやすさは誤解を再生産する悪しき分かりやすさである。

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