法科大学院授業(2)
授業はなかなか所期の効果を上げているとは言い難い。
原因はいくつか考えられる。
もちろん授業をする私の能力の問題もあるが、それは度外視すると、まず予備問題に時間が取られすぎた。
基本的な質問を6から8並べているが、基本的というのは簡単ということを必ずしも意味しない。また、基本的であるということは、そこから派生する問題が出てきやすいので、ついつい深入りしてしまう。
設例と判例により理解を深めるのも、部分的になりがちで、まとまりのある学習にするには自学自習に委ねざるを得ないが、教える側としては不安が残る。
また、レポートを毎回出すのも、他の授業の課題と調整しようと思うと、毎回というわけには行かなくなっている。
レポート評価もクラスサイズ10名だから可能だが、50名となれば、毎回レポートを添削して返すことは困難だろう。
教材の作り方にも関係するが、実務との架橋とか、実体法の論点と関連づけは、それほど難しいわけではない。民訴理論など実務を離れては存立し得ない(実務がすべて正しいという意味ではもちろんない)し、もともと実体法理論を前提に論じられている部分が多く、そうでなくとも例はすべて実体私法なのだから。
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