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2004/06/07

三菱車の購入自粛広がる(共同通信)

リコール隠し問題を受けて、静岡、愛知、三重県や名古屋市が相次ぎ、三菱車の購入自粛を決めたというニュースをニフティで見たが、けだし当然であろう。

別にサンクションを加えようとしてやるのでなくとも、欠陥があってそれを隠している企業から物を買おうとする方がどうかしているのだ。ましてや自動車は人命を直接左右するもの。

もはや欠陥車を発売しても知らん顔を決め込む会社であることが判明した以上、三菱車をこれから購入した人が欠陥のせいで事故をおこしたとすれば、買った方だって責任があるだろうに。

多分、三菱はこの間発表したリコール以外に隠しているリコール対象品はないと言っているに違いないが、誰か「オオカミが来た」と言い続けた少年の話をしてあげた方が良いと思う。
三菱厨のびょんさん、どうですか?

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コメント

流石に第二の雪印にならないように頑張って貰いたいのですが
このまま再生機構に喝入れしてもらったほうが良いのかもしれません。
同グループ内の債権ならぬ再建ではどうしても古い体質にがんじがらめになってしまいますからね。

仮に三菱の看板がはずれてしまっても人気車種の生産は続行して貰いたいのが厨の本音です・・・・_| ̄|○

投稿: ぴょん | 2004/06/08 00:21

三菱自動車問題についてかなり突っ込んで書いています。ぜひご覧下さい(^_^)v

なんでこんなことになったのか?というと、これは企業分析のプロの解説でも出ないとダメですが、想像はできます。

モノ作りでは出来たモノを見ても作り方が分からないという本質的な問題があります。
ちょっと専門的すぎてナンですが、一例を出します。

エンジンなど重要な部分の組み立てではボルト(ネジ)は現在では自動機で締めています。
とは言え所詮は「ネジを締める」だけですから見た目は「ネジを回して締めたんでしょ」としか見えません。

実際には、トルク(回す力)を決めておいて、一定の強さまで締めます。組み立てた部品を見てもこの締め付けトルクの強さは分かりません。
分かりやすく言うと、どのくらいの強さでネジを締めたのかは見た目では分からない、という当たり前の話しです。

ところが、実際には日本のこの手の技術の専門メーカーはクライアントつまり自動車メーカーの設定するいかなる締め方にも対応できるほどの細かい技術で対応しています。
つまり日本の自動車メーカーのエンジンの各社共通に使われているボルトの締め方は、自動車(エンジン)メーカーで全部違っているのです。

なんでこんなことが出来るようになったのか?もちろん、色々な失敗を情報として積み上げたからです。もちろん研究もした。結局は、問題は一気に格好良く解決するのではなく、このような泥臭い研究の上に解決策が出てくるのです。

実際の仕事で泥臭い部分はどこにあるのか?すべての仕事で現場にあるはずです。つまり、技術的な問題の解決は現場に決定権があるということです。

ところが、三菱自動車では宇佐見社長以下の取締役が決定しているわけで、これでは現場の人たちは無力感ととらわれるでしょうし、無責任にもなるでしょう。

つまり、三菱自動車の経営陣は上に書いたボルトの締め方ですら難しいということが、会社のどこに反映するのかを理解していなかったのだと思います。早い話がこれらの経営者は自動車が好きで作っていたのでは無いんじゃないかな?

投稿: 酔うぞ | 2004/06/08 10:21

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