監視下のインターネット2004
国境なきレポータの報告書「監視下のインターネット2004」が公開された。
世界各国のインターネット監視状況についてレポートしている。
国家秩序への挑戦をインターネットに流した中国人が逮捕され自宅軟禁されているというニュースが載っているとホットワイアードで紹介されていたので、日本についても何が書かれているか読んでみた。
日本のインターネットは急速に普及し、ブロードバンドも世界一安い部類である。
すると、日本の憲法は表現の自由を保障しているが、日本政府はアメリカのスパイネット・エシュロンのアジア中継基地となることに同意していることに始まり、不法移民に対する監視、個人情報保護法の立法動向、サイバー犯罪条約批准の動きなどが伝えられている。
著作権秩序に挑戦的な言動をした廉で逮捕されてしまったプログラマのことは載っていなかった。
しかし、いずれも情報は古く、2003年が最新情報である。このラットイヤーの世界では、個人情報保護法もがまだできていない時代はいつのことか、という感じである。
従って47氏の話も、2005年の報告書には載っているかもしれない。そのときに、無罪を勝ち取った例として載るのか、それとも世界の独裁国家(アメリカももちろん含む)とならんで紹介されるのか、いずれだろうか?
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