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2004/05/23

申込が完了していないと勘違い

JR東海のエキスプレスカードは極めて便利で、愛用している。しかし、携帯がFOMAになってから、FOMAのつながりにくさのせいで、エキスプレスカードの予約にも時々トラブルが発生する。

今日も、新宿通りを歩きながら予約操作をし、信号渡って地下に入ると、電波がよわすぎて中断した。
それが最後の確定ボタンを押した段階で中断し、二度ほど繰り返したら、メニューからやり直せという表示が出てしまった。
そこで言われた通りにやり直して同じ列車を予約し、念のため予約照会をすると、なんと二枚予約されているではないか!

すぐキャンセルしたのは言うまでもないが、ここで問題です。

私がキャンセルしなかった場合の法律関係を論じなさい。

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法律・裁判」カテゴリの記事

コメント

ACです。
て、手習いで・・・なんとか。

本事案、町村はエキスプレスカードで新幹線「一枚」を購入したかったのであり、だが携帯電話サービスのつながりにくさのせいで「同種を二枚」購入してしまったのである。しかし、町村は念のため確認することをしなかった(か、したがサイトが表示されなかったので止めた)。
さて、窓口に着いて、券を二枚差し出されたのである。

民法95条により、町村は二枚目の購入を無効と主張することができる。窓口で。駅員さんに。

論点
町村が「購入後、念のため確認しなかった」のは表意者の重大なる過失にあたるか。

当らない!
なぜなら券は携帯電話での購入手続き後、窓口で発券されるものであり、その時に確認できるからである。
例え取引の内容をすぐ携帯電話で確認すべきであっても、実際に券が発券されるのは窓口であり、その時初めて双方に取引が発生するのであり、改めて「この券を一枚購入したかったんです」と主張することは、許される。
「念のため確認したが、つながりにくかったので止めた」場合、そもそも過失ではないので、当然主張することは許される。

と、どうでしょうか・・・先生。
根っこから間違えてたりしますか?

投稿: AC | 2004/05/25 03:37

24日の記帳で1309件
10,918,255円でした。
今日の記帳はこれから
してきます。
五十払い日なので、
銀行が込んでおります。
ご了承ください。

で、標記の件ですが、
すこし意地悪な問題なので
助け船を。。。
経済産業省から出されている。
「電子商取引に関する準則」
(インターネットで入手可)
を一度ご覧ください。
理論構成については??
な点もありますが、
参考にはなります。

投稿: 壇 | 2004/05/25 09:09

壇先生のコメントにある準則改訂版の入手先です。
経済産業省電子商取引に関する準則の改訂・公表について
---
時々この入力画面で日本語がうてなくなるので困ります。

ACさん、コメントありがとう。

問題のケースでは、電子消費者契約及び電子承諾通知に関する民法の特例法というのが一応適用になります。
この法律は、要するにオンラインで消費者が申し込みする時に押し間違いなどしても、事業者が消費者の申込意思を確認する画面を用意しておけば、消費者の重過失での押し間違いがあっても契約は有効にするというものです。ポイントは確認画面がなければ押し間違いを錯誤により救済するってところですけど、確認画面があれば重過失の有無が問題になります。

そこで、ACさんの重過失解釈ですが、発券されるまで取引が成立していないというニュアンスのことを書かれてますけど、一応申し込みと承諾はオンラインで済ませて、クレジット契約までも同時にするわけですから、取引は成立しているのでしょう。また取引が成立していないのであれば、そもそも錯誤かどうかを考えることも必要なくなります。
私としては(当事者ですから)錯誤に重過失なんかない!と強く主張します。その理由は、取引成立の画面が出るのが通常であるところ、出ないまま通信が途絶してしまった以上、未完了であると考えるのは当然だからです。
しかしそのような取引中に無思慮に地下街に入った(電波状態が悪いことは当然予想できたはず、しかもFOMAだし)という落ち度はあり、また二枚目に行く前に照会することは可能だったので、それもしないのはどうかと思いますが、「重」過失とまではいえんでしょう。

ということで結論はACさんと同じです。

もう一つ、これにはクレジットが介在しているので、JR東海との間で錯誤の有無が問題となっているほかに、それをクレジット会社に主張できるのか、という論点があります。
ただしこれは電子商取引固有の問題ではないです。
実際の問題として考えると、この申し込み経過の証拠が全くないのが最大の問題です。携帯ではログが残らず、このようなケースを想定して常に画面メモをとるなんてのは非現実的ですから。電波状態が悪かったというのも、気象条件によって違ったり人の多さによって違ったりしそうですから、再現性もない。
さらに、困ったことは、これについてトラブってしまうと、少なくとも紛争中はエキスプレスカードの利用資格を止められてしまうのではないかという恐れもあります。

やはり消費者は泣き寝入りですよね、壇先生。

投稿: 町村泰貴 | 2004/05/26 09:25

消費者が、
泣き寝入りしなくて良い世の中、
(もちろん、被疑者も)
そのために微力ながら
がんばっています。

ちなみに今日の午後の記帳では
1504件12,002,142円
となりました。

投稿: 壇俊光 | 2004/05/26 21:48

おや、先生、こんばんは。

実は2ちゃんねるで先生の書き込みがあることを知り、来てみました。自分のブログなのに・・・。

しかし、少額の被害というのは救済が難しいですよ。消費者センターなどのADRがねばり強く業者と交渉して任意に返してもらうか、あるいは団体訴権で損害賠償請求が出来るようにならないと。
それでも私の例のような、ちょっとマヌケな被害は救済されないでしょうが。

今週末はドーンセンターにいって、団体訴権を考えてきます。

投稿: 町村泰貴 | 2004/05/27 00:03

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