2021/05/03

もしも基本的人権の尊重がされなかったら


この動画、以前にも紹介したような気がするが、憲法記念日に見返したい。

» 続きを読む

| | コメント (0)

同性婚と選択的夫婦別姓

大学の授業は二年連続のオリンピックシフトのせいで休日を奪われてしまったが、憲法記念日であるので、憲法に関することを考えてみた。

Mamabebe_20200215183101 最近は憲法論議のホットイシューが多様化しているが、特に議論が盛んなのが、表題に掲げた同性婚と選択的夫婦別姓という2つのテーマである。家族関係には、他にも生殖補助医療の発達による親子関係のゆらぎが大きなイシューで、こちらの方はさほど政治的対立にならないせいか立法論議が静かに進んでいる感がある。とはいえ難しい問題だけに、スピードは遅いが。

それに対して選択的夫婦別姓が立法と司法の両フィールドでチャレンジされ、現状維持の厚い壁に阻まれつつも、導入を求める声がますます強まっているし、世論調査ではどうやら選択的夫婦別姓導入に賛成意見が多数を占めるようになってきたらしいというのが現状であろうか。それを背景に、立法論議が政権与党内でも盛んになってきているように見える。

また同性婚も、国の制度としてパートナーシップすら導入していない周回遅れの日本ではあるが、海外での同性カップル保護と法律婚承認の波に押されてか、次第に導入の是非をめぐる議論が高まっており、下級審の傍論とはいえ、同性カップルに婚姻制度の適用を全く認めない現状を違憲とする判決もだされている。

 

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021/04/30

arret:複数の訴えの利益共通と訴え提起の手数料還付請求

最決令和3年4月27日PDF決定全文

新宿区議会議員選挙で当選したXが、居住実績がないことを理由に当選取消決定を受け、裁決でも棄却されたので、そのそれぞれの取消しの訴えと、Xの当選取消しにより代わって当選となったAの当選無効の訴えとを提起した。

Xは、取消しの訴えと当選無効の訴えのそれぞれの訴額合計320万円に応じた手数料21000円を納付したが、Xの当選取消決定の取消しとAの当選無効とは利益が共通するからと、訴額は両者合わせても160万円であり、13000円を超える8000円が払い過ぎだとして還付を求めた。

 

 

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021/04/29

Book:アメリカ人が驚く日本法

今年読んだ25冊目は、樋口範雄先生のアメリカ人が驚く日本法

 

アメリカ私法と日本の私法との比較検討である。 

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021/04/28

arret:#六本木通り特許事務所 は商標として識別力なし

知財高判令和3年4月27日判決全文PDF

 

六本木通り特許事務所という名称を商標登録したところ、拒絶され、審決でも請求は成り立たないとされたので、審決取消の訴えを提起した。

問題は、○○通り○○事務所という事務所名が多数使われていることやそれぞれ一般的な名詞の組み合わせであることから、独占使用を認めるのが適当かという点と、自他役務の識別力もあるのかという点が挙げられている。

これについて知財高裁は以下のように判示した。

「六本木通り特許事務所」との文字は,六本木通りに近接する場所において本願商標の指定役務を提供している者を一般的に説明しているにすぎず,本願商標の指定役務の需要者において,他人の同種役務と識別するための標識であるとは認識し得ないものというべきであって,その構成自体からして,本願商標の指定役務に使用されるときには,自他役務の出所識別機能を有しないものと認められる。

 

» 続きを読む

| | コメント (0)

BOOK:出版禁止

今年読んだ24冊目は出版禁止(新潮文庫)

 

著名人と心中事件を起こした生き残りの女性をインタビューするルポ原稿を、この作者が紹介するというメタメタ構造の物語だ。 

 

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021/04/27

ARRET:B型肝炎の再発に関する損害賠償と除斥期間

最判令和3年4月23日PDF判決全文

Temis2_20210427082401 集団予防接種でB型肝炎に罹患してしまった人たちの国賠請求で、除斥期間20年の経過が問題となり、その起算点を最初のHBe抗原陽性慢性肝炎

発症時(原告AはS62、BはH3)ではなく、一度寛解した後にHBe抗原陰性慢性肝炎の再発した時点(AはH19、BはH16)からと解すべきだとされた事例。

その理由として、以下のように判示している。

HBe抗原陰性慢性肝炎再発リスクは10%〜20%だが、その機序は医学的に解明されておらず、予見も不可能であるため寛解前の時点で再発分の賠償を求めることも不可能であるから、「以上のような慢性B型肝炎の特質に鑑みると,上告人らがHBe抗原陽性慢性肝炎を発症したことによる損害と,HBe抗原陰性慢性肝炎を発症したことによる損害とは,質的に異なるものであって,HBe抗原陰性慢性肝炎を発症したことによる損害は,HBe抗原陰性慢性肝炎の発症の時に発生したものというべきである。」

» 続きを読む

| | コメント (0)

BOOK:騙し絵の牙

今年読んだ23冊目は、大泉洋をモチーフとして書かれた騙し絵の牙 (角川文庫)

 

 

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021/04/26

Book:女性と戦後司法〜裁判官、女性がおわかりですか?

今年読んだ22冊目は、女性と戦後司法 裁判官、女性がおわかりですか?

 

あのあなた、それでも裁判官? 女性に優しい司法を求めてを書いた中村久瑠美弁護士の、まあ、エッセイ集というべきか。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021/04/25

Comic:健康で文化的な最低限度の生活(10)

今年読んだ21冊目は、思いの外長寿連載となった健康で文化的な最低限度の生活(10) (ビッグコミックス)

 

前巻までは貧困ビジネスであったが、それが終わらないうちに新型コロナウィルスに日本社会も襲われて、表紙のようなマスク姿になってしまった。 

» 続きを読む

| | コメント (0)

«母の日といえば・・・